2007年2月13日 (Tue)

the Departed


予備知識なしに観てしまいました。その方がよかったのかも。マット・デイモン、レオナルド・ディカプリオ、ジャック・ニコルソン。俳優は完璧。
どうもどこかで見たストーリーだと思った。Infernal Affairsとおんなじじゃないか・・と思ったら、正式なリメイクだったんですねえ。
Infernal Affairs 終極無間 は素晴らしい映画でした。アンディ・ラウ、トニー・レオン、ケリー・チャン、演技陣もですが、脚本も音楽も素晴らしかった。3部作だから深く描けた、ともいえる。香港マフィアのほうが心底怖いのかもしれない。
ハリウッドのリメイクだから、舞台はアメリカ。不自然でないようにイタリア系とアイリッシュ系の対立に見せる。FBIも当然一枚かませる。だがしかし、東洋的混沌が抜け落ちる。近い関係の中の混沌を描くために設定をボストンの小さな町にしたのだろうけど。
ディカプリオは演技もうまくなり、年齢を重ねて魅力を増してきたと思う。ニコルソンはさすがに名演だし、マット・ディモンもポーカーフェイスをうまく演じたけれど、ばれそう!!なときの危機感が迫るものがなかった。自己崩壊も、欠如していた。
何が違ったのだろう。宗教でしょう。無間地獄、を描いたのだから。この地獄は仏教のもの。東洋のもの。アメリカ人には理解できないものにちがいない。木が三本集まって森になるんだもの。
アメリカ人はアメリカのものをやればよい。マイアミ・バイスはよかったじゃない。

ちなみにマーク・ウオルバーグは期待通りうまくやっていた。別な作品としてみればよく出来ている。ラストシーンもアメリカ的だしね。

2007-02-13 00:05 in music #

2006年12月24日 (Sun)

007/カジノ・ロワイヤル


007を見に行くなどあまり考えたこともなかったけど、評判がよいので夜中に見てきました。
おりしもクリスマスシーズン。六本木ヒルズはすごい人でした。
ボンド・原点に戻る、見たいな感じでよかった。
いつもの007は現実離れしていて水戸黄門みたいで安心感はあるけどあまり好きになる映画ではないです。
今回はアクションも現実的で、美女と車が好きなのは同じですが、ちょいとドジも踏むし、面白かった。
ロケもいい場所を使うし、夢を見せてくれるという意味でほんとのエンターテイメントであったと思います。
しかし、オープニングテーマ。。どうなんでしょうね、あの曲は。
公式サイトはこちら

2006-12-24 00:50 in music #

2006年12月17日 (Sun)

敬愛なるベートーヴェン/copying Beethoven


久しぶりに娯楽へ。。
臨床研修医必修制に伴う医師不足がピークに達し、ついに過労死が出る始末。
そして足りない人員にさらなる負担が。というわけで、12月というのにまったく遊ぶ時間がなかった。
でもこの映画だけは見たいと思い、今日1日しか今月は休みがないが観に行った。
小さな映画館でしたので混んでいましたが、客層が予想通り上層だったので心地よく見ることが出来ました。
ベートーヴェンには3人の写譜師(Copiest)がいたといわれているのです。
その3人目がすごい奴だったのではないか、と。なぜなら。交響曲7番はすごい名曲。8番は。。。いい出来だが、まあ彼にしてはちょっと。
そこへあの9番。謎なのです。
この作品はその3人目を女性、として、描いたもの。ほんとだったら、素敵ね。
才能は才能に出会うと、すぐにわかるという。
9番の演奏シーンは圧巻です。すばらしい。ロイヤルコンセルトへボウ。ベルナルド・ハイティンク指揮。いきなり合唱へいきますが、そこはご愛嬌。
生で聞いているような気がしてしまいました。
アマデウス、とか、音楽映画は何かとぶつくさ言われることが多いものです。
しかしね、裾野を広げていくという意味で、こういう作品は重要です。
夫は第9って騒がれる理由がやっとわかった、などといっていました。素人ですからねえ。
でも70分の全曲を聞かせたらなんといいますかね。聞かせてみましょう。
物語そのものは、自分探しの旅、です。才能があれこそ、copiestで終わる人ではないのでしょうね。
公式HPは
こちら。

2006-12-17 21:33 in music #

2006年11月28日 (Tue)

ベルギー王立美術館展


Musees royaux des Beaux-Arts de Belguque
国立西洋美術館 12月10日まで開催中

金曜夜の夜間開館を利用して行ってまいりました。夜の美術館は大好きです。なんとなく”入っちゃいけない時間”みたいでしょ。
ベルギー。フランスとドイツに挟まれた小さな国。つまりラテンとゲルマンの境目でずっと翻弄された国。
こういうところにはユニークな文化と柔軟性が育ちます。
ルネ・マグリット。明快なシュールレアリスムの画家として、とても興味の惹かれる人です。まだ高校生のころ、気味が悪いと嫌がる友達を無理やり引っ張ってマグリット展を見に行った覚えがあります。そのときの図録、ありました。
光の帝国(L'empire des lumieres)、という代表作をこの美術館がもっているのです。
この展覧会はこの絵をみるためのようなものでした。わたしにとっては。
例によって最後の方にありますから、人もまばら、ゆっくりと鑑賞することが出来ました。
しかしもちろんコレクションは莫大で、すばらしい。フランドル派の風景画の素描の数々といったら、簡単なスケッチなのに。無能なものを打ちのめすには十分です。
近代ものではエミール・クラウス。陽光の降り注ぐ小道、の光と、太陽と雨のウォータールー、の雨と光。
スピリアールトのオステンドの港、の静謐な筆致。ほとんどモノトーンなのに光が見える。

まだ仕事を残していたけど、この日以外行ける日がもうなかったのです。あとで職場に戻る覚悟で見に行ったのでした。
おかげで12時まで仕事になりましたが、満足した金曜日でした。
2006-11-28 23:56 in music #

2006年11月27日 (Mon)

ルソーの見た夢、ルソーに見る夢


Rousseau Envisaged
世田谷美術館

素朴派、とかいわれる流れの画家たちの一群があります。
アンリ・ルソーはその代表的な画家。素人画家として世間や美術界の無理解の中、変貌していくパリを描き続けた人です。
あまり脚光を浴びることはないのですが、現在活躍する多くの画家がその絵画の自由度に大きく影響を受けたといいます。
ルソー自身の作品は夢に満ちた世界で、見ていると幸せになります。
だから非現実的です。とてもありえない絵です。
でも楽しい。
近代の絵本挿絵などはとても彼の影響を受けているでしょう。

なんといっても今回の目玉作品は”熱帯風景、オレンジの森の猿たち”。
行ったのが日曜の夕方、かなり混んでいたので、閉館時間が迫ったころに展示場所まで戻ってもう一度見たほど、インパクトの強い作品です。

アクセスが不便な世田谷美術館ですが、かなり混んでいます。
出来れば平日の夕方がお勧めです。18時までやっています。
12月10日まで。

2006-11-27 00:29 in music #

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